防災用ウェットティッシュは必要?5年保存・災害時の使い方・選び方をわかりやすく解説

はじめに:防災用ウェットティッシュは災害時の衛生を守る備え

災害時の備えというと、水、食料、ライト、モバイルバッテリー、簡易トイレなどを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実際の避難生活や在宅避難で困りやすいもののひとつが「清潔を保つこと」です。

地震や台風、大雨などで断水が起きると、手を洗う、顔を洗う、体を拭く、歯をみがく、トイレ後に清潔を保つといった日常の行動が難しくなります。水が限られる状況では、普段のように水道を使って衛生管理をすることができません。

そこで役立つのが、防災用ウェットティッシュです。手指を拭くためのもの、体を拭くための大判タイプ、口の中を清潔に保つ口腔ケア用、赤ちゃんや高齢者にも使いやすいノンアルコールタイプなど、用途に合わせて備えておくと災害時の負担を減らせます。

この記事では、防災用ウェットティッシュが必要な理由、普通のウェットティッシュとの違い、5年保存タイプの選び方、口腔ケア用や体拭き用の備え方、家族構成別の考え方、保管と点検の注意点まで、家庭で備えやすい形でわかりやすく解説します。

防災用ウェットティッシュと衛生用品の備蓄

防災用ウェットティッシュとは?

災害時に水が使えないときの衛生用品

防災用ウェットティッシュは、災害時や断水時に手や体を拭くための衛生用品です。水道が使えないときでも、手指の汚れ、汗、ほこり、食事前の汚れ、トイレ後の不快感などを軽減できます。

災害時は、清潔な水を飲料や調理に優先して使う必要があります。そのため、手洗いや体拭きに使える水は限られます。ウェットティッシュを備えておくことで、少ない水でも衛生を保ちやすくなります。

普通のウェットティッシュとの違い

普通のウェットティッシュも防災に使えます。ただし、防災用として販売されているものは、長期保存しやすい包装になっていたり、乾きにくい設計になっていたりするものがあります。

特に「5年保存」などの非常用ウェットティッシュは、防災リュックや備蓄箱に入れっぱなしにしやすいのがメリットです。普段使い用はローリングストック、防災リュック用は長期保存タイプというように分けると管理しやすくなります。

非常用・災害用として備える意味

災害時に衛生用品が足りなくなると、手洗い不足、体の不快感、口腔環境の悪化、肌荒れ、感染症への不安などが出てきます。特に避難所や車中泊では、手や体を十分に洗えない状況が続くことがあります。

ウェットティッシュは小さな備えですが、災害時の生活の質を大きく左右します。水や食料と同じように、衛生を守るための基本アイテムとして考えておきましょう。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

防災でウェットティッシュが必要な理由

断水時に手を洗えないことがある

災害時には、水道管の破損、停電による給水停止、マンションのポンプ停止などで断水することがあります。水が出ないと、食事前やトイレ後に手を洗うことが難しくなります。

ウェットティッシュがあれば、完全な手洗いの代わりにはならなくても、汚れを拭き取ることができます。アルコール消毒液と組み合わせれば、より衛生管理がしやすくなります。

避難所では衛生環境が悪くなりやすい

避難所では、多くの人が同じ空間で生活します。トイレ、食事、寝具、共有スペースなど、普段より衛生環境が悪くなりやすい場面が増えます。

手を拭く、身の回りを拭く、食事スペースを拭く、トイレ後に使うなど、ウェットティッシュはさまざまな場面で役立ちます。個人で使える衛生用品を持っているだけで、避難生活の不安を減らせます。

食事前やトイレ後の衛生管理に役立つ

災害時でも、食事前とトイレ後の衛生管理はとても大切です。手が汚れたまま食事をすると、体調を崩す原因になることがあります。

水が十分に使えない状況では、ウェットティッシュや除菌シートを活用しましょう。特に子どもや高齢者がいる家庭では、食事前に使える手指用のウェットティッシュを多めに備えると安心です。

乳幼児・高齢者・ペットのケアにも使える

ウェットティッシュは、大人の手拭きだけでなく、乳幼児のお世話、高齢者の体拭き、介護、ペットの足や体の汚れ落としにも使えます。

ただし、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。赤ちゃんや高齢者には刺激の少ないノンアルコールタイプ、体拭きには大判タイプ、口の中には口腔ケア専用タイプを使いましょう。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

災害時にウェットティッシュが役立つ場面

手指を拭く

災害時にもっとも使う場面は、手指を拭くときです。食事前、トイレ後、外から戻ったとき、防災用品を触ったあと、ペットの世話をしたあとなど、手を清潔にしたい場面は多くあります。

断水中は水で手を洗えないことがあるため、手指用のウェットティッシュは防災リュックにも在宅避難用の備蓄にも入れておきたいアイテムです。

食事前に使う

災害時の食事は、レトルト食品、缶詰、備蓄食、配給品などになることがあります。手洗いできないまま食べるのは不安です。

食事前にウェットティッシュで手を拭けるだけでも、気持ちの面でかなり安心できます。家族分を考えると、食事前だけでも枚数は多く必要になります。

トイレ後に使う

簡易トイレや仮設トイレを使う場合、手を洗う環境が十分でないことがあります。トイレ後の衛生管理には、ウェットティッシュ、除菌シート、アルコール消毒液、ポリ袋を組み合わせると安心です。

トイレ用品と一緒にウェットティッシュを保管しておくと、いざというときに探さず使えます。

体を拭く

断水や避難生活が続くと、お風呂に入れない日が続くことがあります。汗、皮脂、ほこり、においが気になり、不快感や肌トラブルにつながることもあります。

体拭き用の大判ウェットタオルを備えておくと、首、脇、背中、足、デリケートな部分などを拭きやすくなります。夏場や高齢者のいる家庭では特に役立ちます。

顔や首まわりを拭く

顔や首まわりを拭くだけでも、気分がかなりすっきりします。避難生活では、清潔感を保てないことがストレスになります。

肌に直接使うものなので、顔や首に使う場合はノンアルコールタイプや敏感肌向けを選ぶと安心です。

食器やテーブルまわりを拭く

水が使えないと、食器やテーブルを洗うことも難しくなります。ウェットティッシュがあれば、食事前後にテーブルまわりや簡易食器を拭けます。

ただし、手や体に使うものと掃除用を同じ袋で管理すると衛生的に不安が残るため、用途ごとに分けておくと使いやすくなります。

赤ちゃんや子どものケアに使う

赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭では、口まわり、手、服の汚れ、おむつ替えなど、ウェットティッシュを使う場面が多くなります。

普段使っているおしり拭きやノンアルコールタイプを多めに備えておくと、災害時にも使い慣れたものでケアできます。

防災リュックと収納ボックスに入れたウェットティッシュ備蓄

防災用ウェットティッシュの種類

手指用ウェットティッシュ

手指用は、食事前やトイレ後、外出後などに使いやすい基本のウェットティッシュです。防災リュックに入れるなら、小さめのパックや個包装タイプが便利です。

除菌タイプ

除菌タイプは、手指や身の回りの衛生管理に使いやすいタイプです。食事前や共有スペースを拭くときに役立ちます。

ただし、すべての菌やウイルスに万能というわけではありません。水が使える場合は手洗いを優先し、ウェットティッシュは補助として考えましょう。

ノンアルコールタイプ

ノンアルコールタイプは、肌への刺激が少なく、子ども、高齢者、敏感肌の人にも使いやすいタイプです。顔や体を拭く場合にも向いています。

アルコールタイプだけを備えると、肌にしみたり、頻繁に使いにくかったりすることがあります。ノンアルコールタイプも必ず備えておきましょう。

体拭き用ウェットタオル

体拭き用ウェットタオルは、大判で厚手のものが多く、入浴できないときに役立ちます。手指用よりも広い範囲を拭けるため、在宅避難や避難所生活に向いています。

大判タイプ

大判タイプは、体、足、首まわり、背中などを拭くときに便利です。1枚で広い範囲を拭けるため、枚数を節約しやすいこともあります。

口腔ケア用ウェットティッシュ

口腔ケア用は、歯みがきができないときに口の中を拭くための専用品です。水が少ないとき、高齢者や介護が必要な人がいる家庭では特に重要です。

口の中に使うものなので、手指用や除菌シートで代用しないようにしましょう。

赤ちゃん用・敏感肌用

赤ちゃん用や敏感肌用は、肌への刺激が少ないものが多く、災害時にも使いやすい備えです。家族に子どもや高齢者がいる場合は、普段から使い慣れているものを多めに備えておくと安心です。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

5年保存の防災用ウェットティッシュとは?

長期保存できる非常用タイプ

5年保存の防災用ウェットティッシュは、非常用として長期間保管しやすいように作られたタイプです。防災リュックや備蓄箱に入れておき、定期的に入れ替える使い方に向いています。

普段使いのウェットティッシュは、長期間置いておくと乾燥してしまうことがあります。長期保存タイプは、いざというときに乾いていて使えないという失敗を減らしやすいのがメリットです。

防災リュックや備蓄箱に入れやすい

防災リュックには、いつ使うかわからないものを入れておきます。そのため、短期間で乾きやすいものより、保存期間が長いものの方が管理しやすくなります。

5年保存タイプは、非常食や保存水と同じタイミングで点検しやすいので、防災用品の管理が苦手な人にも向いています。

乾きにくい包装か確認する

保存期間が長くても、包装が破れていたり、密閉性が弱かったりすると乾燥の原因になります。購入時には、未開封で長期保存できるタイプか、パッケージがしっかりしているかを確認しましょう。

保存期限を定期的に確認する

5年保存と書かれていても、永久に使えるわけではありません。保存期限は必ず確認し、防災リュックや備蓄箱の外側に期限を書いておくと管理しやすくなります。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

普通のウェットティッシュでも防災に使える?

短期的な備えなら使える

普通のウェットティッシュでも、災害時の手拭きや身の回りの清掃には使えます。特に普段から使っているものなら、肌に合うかどうかもわかっているため安心です。

普段使いとローリングストックに向いている

普通のウェットティッシュは、ローリングストックに向いています。多めに買っておき、普段使いしながら減った分を補充する方法です。

この方法なら、期限切れや乾燥を防ぎやすく、常に一定量を家庭に置いておけます。

長期保管では乾燥に注意する

防災リュックに普通のウェットティッシュを入れたまま長期間放置すると、乾いて使えなくなることがあります。未開封でも保管環境によって乾燥する場合があります。

防災リュックには長期保存タイプが安心

防災リュックには、普通のタイプより長期保存タイプを入れておくと安心です。在宅避難用の備蓄は普段使いのローリングストック、防災リュックは5年保存タイプというように分けるとよいでしょう。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

防災用ウェットティッシュの選び方

保存期間で選ぶ

防災リュックに入れるなら、長期保存できるタイプが便利です。家庭で普段使いしながら備えるなら、一般的なウェットティッシュでも構いません。

用途で選ぶ

手指用、体拭き用、口腔ケア用、赤ちゃん用、掃除用では、選ぶべきタイプが違います。ひとつで全部をまかなおうとせず、用途別に分けて備えましょう。

アルコールあり・なしで選ぶ

アルコールタイプは除菌目的に使いやすく、ノンアルコールタイプは肌に使いやすいのが特徴です。防災用には、両方を少しずつ備えておくのがおすすめです。

枚数とサイズで選ぶ

手指用は小さめでも使えますが、体を拭くには大判タイプが便利です。家族人数が多い場合は、枚数も多めに必要になります。

個包装か大容量かで選ぶ

防災リュックには個包装や小分けタイプ、在宅避難用には大容量タイプが向いています。個包装は乾きにくく、衛生的に使いやすいのがメリットです。

肌へのやさしさで選ぶ

顔や体、子どもや高齢者に使うなら、肌への刺激が少ないタイプを選びましょう。アルコールや香料が気になる場合は、無香料・ノンアルコールタイプが安心です。

乾きにくいパッケージか確認する

ウェットティッシュは乾燥すると使えません。フタ付き、個包装、密閉性の高いパッケージなど、乾きにくい工夫があるものを選びましょう。

ウェットティッシュと口腔ケア用品をまとめた防災衛生セット

アルコールタイプとノンアルコールタイプの違い

アルコールタイプは除菌目的に使いやすい

アルコールタイプは、手指や身の回りの除菌目的に使いやすいタイプです。食事前、トイレ後、共有スペースを拭くときに役立ちます。

ノンアルコールタイプは肌に使いやすい

ノンアルコールタイプは、肌への刺激が少なく、顔、首、体、子ども、高齢者にも使いやすいのが特徴です。頻繁に使う場面では、ノンアルコールタイプがあると便利です。

乳幼児や高齢者には刺激の少ないタイプが安心

乳幼児や高齢者は肌が敏感なことがあります。災害時は肌トラブルが起きてもすぐに受診できないことがあるため、普段から使い慣れたやさしいタイプを備えておきましょう。

用途に合わせて両方備える

防災用としては、アルコールタイプとノンアルコールタイプの両方があると安心です。除菌にはアルコール、体や顔にはノンアルコールというように使い分けましょう。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

口腔ケア用ウェットティッシュも防災に必要?

災害時は歯みがきが難しくなる

断水時や避難所生活では、歯みがきに使える水が限られることがあります。歯ブラシがあっても、うがいがしにくい状況になるかもしれません。

口の中の衛生は体調管理にも関わる

口の中が不衛生になると、不快感だけでなく、体調管理にも影響します。特に高齢者や介護が必要な人は、口腔ケアが重要です。

高齢者や介護が必要な人には特に重要

高齢者や介護が必要な人がいる家庭では、口腔ケア用ウェットティッシュを備えておくと安心です。歯みがきが難しいときでも、口の中を拭くことで清潔を保ちやすくなります。

水が少ないときの口腔ケアに役立つ

口腔ケア用は、水が少ない状況でも使いやすいのがメリットです。防災リュックや介護用品と一緒に入れておくと、いざというときに役立ちます。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

体拭き用ウェットティッシュ・ウェットタオルの備え方

入浴できない日が続くことがある

災害時には、断水や停電でお風呂に入れない日が続くことがあります。汗や皮脂をそのままにしておくと、不快感や肌トラブルにつながります。

大判タイプは体を拭きやすい

体拭き用には、大判タイプが便利です。小さなウェットティッシュを何枚も使うより、1枚で広い範囲を拭けるため使いやすくなります。

夏場や避難所生活で不快感を減らせる

夏場や避難所生活では、汗やにおいがストレスになります。体を拭けるだけでも気分がすっきりし、睡眠や食事にも良い影響があります。

家族分を多めに備える

体拭き用は1回で数枚使うこともあります。家族人数が多い場合は、手指用とは別に多めに備えておきましょう。

ウェットティッシュと口腔ケア用品をまとめた防災衛生セット

防災リュックに入れるウェットティッシュの量

最低限は小分けタイプを入れる

防災リュックには、軽くて持ち運びやすい小分けタイプを入れましょう。個包装や小パックなら乾きにくく、使い切りやすいです。

1人あたり何枚使うか考える

手拭き、食事前、トイレ後、体拭きなどを考えると、1日で使う枚数は意外と多くなります。避難用には最低限、在宅避難用には多めに備えるのが現実的です。

避難用と在宅避難用で分ける

避難用リュックには軽さを優先し、在宅避難用の備蓄には大容量タイプを置いておくと使いやすくなります。

重くなりすぎない量にする

ウェットティッシュは水分を含むため、数が増えると重くなります。防災リュックには入れすぎず、持ち運べる量にしましょう。

防災リュックと収納ボックスに入れたウェットティッシュ備蓄

家庭備蓄として用意したいウェットティッシュの量

在宅避難では多めに必要になる

在宅避難では、家にあるもので数日過ごすことになります。手指、体、トイレ、食事、掃除などでウェットティッシュを使うため、多めに備えておくと安心です。

家族人数と日数で考える

備蓄量は、家族人数と想定日数で考えます。家族が多いほど、手指用も体拭き用も多く必要になります。

手指用・体拭き用・口腔ケア用を分ける

家庭備蓄では、用途別に分けておくことが大切です。手指用だけを大量に備えても、体拭きや口腔ケアには不十分なことがあります。

普段使いしながら補充する

ウェットティッシュは日常でも使うため、ローリングストックしやすい防災用品です。多めに買い、古いものから使い、新しいものを補充しましょう。

防災用ウェットティッシュと衛生用品の備蓄

赤ちゃん・子どもがいる家庭の備え方

おしり拭きも防災用品として使える

赤ちゃん用のおしり拭きは、災害時にも便利です。おむつ替えだけでなく、手や口まわり、ちょっとした汚れにも使えます。

ノンアルコールタイプを多めに備える

子どもには、刺激の少ないノンアルコールタイプが使いやすいです。普段から使っているものを多めに備えておくと安心です。

食事や着替えの汚れにも使える

災害時は洗濯や入浴が難しくなることがあります。食事の汚れ、手の汚れ、服の汚れなどを拭くためにも、子ども用のウェットティッシュは多めに必要です。

肌トラブルを防ぐため使い慣れたものを選ぶ

災害時に初めて使うものが肌に合わないと困ります。子どもには、普段から使い慣れた商品を防災用にも備えると安心です。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

高齢者・介護が必要な家庭の備え方

体拭き用を多めに備える

高齢者や介護が必要な人がいる家庭では、体拭き用のウェットタオルを多めに備えておきましょう。入浴できない日が続いたときに役立ちます。

口腔ケア用を忘れない

口腔ケアは、高齢者の体調管理にも関わります。歯みがきが難しい状況に備えて、口腔ケア用ウェットティッシュを用意しておきましょう。

トイレ後の清潔を保つ

簡易トイレや介護用トイレを使う場合、トイレ後の清潔を保つ用品が必要です。ウェットティッシュ、使い捨て手袋、ポリ袋を一緒に備えると安心です。

肌にやさしいタイプを選ぶ

高齢者の肌は乾燥しやすく、刺激に弱いことがあります。体拭きや手拭きには、肌にやさしいタイプを選びましょう。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

ペットがいる家庭での使い方

足や体の汚れを拭く

避難時や散歩後、ペットの足や体が汚れることがあります。ウェットティッシュがあれば、室内に入る前に汚れを拭けます。

トイレまわりの掃除に使う

災害時はペットのトイレ環境も乱れやすくなります。トイレまわりの掃除用として、ウェットティッシュや除菌シートを別に用意しておくと便利です。

ペット用と人用を分ける

ペットに使うものと人に使うものは分けておきましょう。衛生面でも、用途ごとに分けた方が安心です。

刺激の強いタイプは避ける

ペットに使う場合は、アルコールや香料が強いものは避けた方が安心です。必要に応じてペット用のシートを用意しましょう。

防災リュックと収納ボックスに入れたウェットティッシュ備蓄

防災用ウェットティッシュの保管場所

防災リュック

防災リュックには、小分けタイプや長期保存タイプを入れておきましょう。持ち運びやすさを重視します。

玄関

玄関に置いておくと、避難時や外から帰ったときに使いやすくなります。防災バッグと一緒に置くのもおすすめです。

トイレ付近

簡易トイレやトイレ用品と一緒にウェットティッシュを置いておくと、災害時に使いやすくなります。

車の中

車にも少量のウェットティッシュがあると便利です。ただし、車内は高温になりやすいため、乾燥や劣化に注意しましょう。

備蓄箱

在宅避難用の備蓄箱には、大容量タイプ、体拭き用、口腔ケア用をまとめて入れておくと管理しやすくなります。

寝室

夜間の災害に備えて、寝室にも小さなパックを置いておくと安心です。体調不良時や停電時にも使えます。

防災用ウェットティッシュと衛生用品の備蓄

ウェットティッシュと一緒に備えたい衛生用品

アルコール消毒液

手指の衛生管理には、アルコール消毒液も役立ちます。ウェットティッシュで汚れを拭いたあとに使うと、より安心です。

ハンドソープ

水が使える場合は、手洗いが基本です。携帯用や詰め替え用のハンドソープも備えておきましょう。

除菌シート

テーブル、ドアノブ、トイレまわりなどを拭くために、掃除用の除菌シートもあると便利です。

ポリ袋・ゴミ袋

使用済みのウェットティッシュを捨てるために、ポリ袋やゴミ袋も必要です。においや衛生面の対策にもなります。

使い捨て手袋

トイレ処理、嘔吐物処理、ペットの世話などでは、使い捨て手袋が役立ちます。

簡易トイレ

ウェットティッシュと簡易トイレは一緒に備えるべき衛生用品です。断水時のトイレ対策として必須です。

マスク

避難所や片付け作業では、ほこりや人混みが気になることがあります。マスクも衛生用品として備えましょう。

ドライシャンプー

入浴できない日が続くと、髪の不快感も大きくなります。ドライシャンプーがあると、少しでも清潔感を保ちやすくなります。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

ウェットティッシュの保管で注意したいこと

高温多湿を避ける

ウェットティッシュは、高温多湿や直射日光を避けて保管しましょう。劣化や乾燥の原因になります。

開封後は乾きやすい

開封後は乾きやすくなります。フタをしっかり閉め、できるだけ早めに使い切りましょう。

車内保管は温度に注意する

車内は夏場に非常に高温になります。車に置く場合は、乾燥や品質劣化に注意し、定期的に入れ替えましょう。

保存期限を見える場所に書く

防災用として保管する場合は、保存期限を袋や備蓄箱に書いておくと管理しやすくなります。

定期的に入れ替える

ウェットティッシュは、気づいたら乾いていたという失敗が起きやすい用品です。半年に一度は点検し、必要に応じて入れ替えましょう。

ウェットティッシュと口腔ケア用品をまとめた防災衛生セット

災害時のウェットティッシュ使用でよくある失敗

枚数が少なすぎる

ウェットティッシュは思ったより早く減ります。手指、食事、トイレ、体拭きに使うと、少量ではすぐ足りなくなります。

防災リュックに入れたまま乾いている

長期間入れっぱなしにしていると、未開封でも乾いてしまうことがあります。定期的な確認が必要です。

体拭き用と手指用を分けていない

手指用だけでは、体を拭くには小さすぎることがあります。体拭き用の大判タイプも備えましょう。

アルコールタイプしか用意していない

アルコールタイプは便利ですが、顔や体、子どもや高齢者には刺激が強いことがあります。ノンアルコールタイプも必要です。

口腔ケア用品を忘れている

災害時は歯みがきが難しくなることがあります。口腔ケア用ウェットティッシュや歯みがきシートも忘れずに備えましょう。

ウェットティッシュと口腔ケア用品をまとめた防災衛生セット

防災用ウェットティッシュの備え方チェックリスト

防災リュックに小分けタイプを入れたか

持ち出し用には、小分けタイプや個包装タイプを入れておきましょう。

在宅避難用に大容量タイプを備えたか

家で過ごすための備蓄には、大容量タイプを用意しておくと安心です。

5年保存タイプを用意したか

長期保管用には、5年保存などの非常用タイプが便利です。

体拭き用を用意したか

入浴できない日が続くことを想定して、大判の体拭き用を備えましょう。

口腔ケア用を用意したか

歯みがきが難しいときのために、口腔ケア用も備えておくと安心です。

家族構成に合わせて選んだか

赤ちゃん、高齢者、介護が必要な人、ペットがいる家庭では、必要なタイプが変わります。

保存期限を確認したか

防災用品は、期限確認までが備えです。定期的に見直しましょう。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子

まとめ:防災用ウェットティッシュは「手・体・口」の衛生を守る備え

防災用ウェットティッシュは、災害時に水が使えないときの衛生を守る大切な備えです。手を拭く、食事前に使う、トイレ後に使う、体を拭く、口腔ケアをするなど、使う場面はとても多くあります。

防災リュックには小分けタイプや5年保存タイプ、在宅避難用には大容量タイプ、体拭き用、口腔ケア用を分けて備えると実用的です。普通のウェットティッシュも使えますが、長期保管するなら乾燥しにくい非常用タイプが安心です。

また、アルコールタイプだけでなく、ノンアルコールタイプも備えておきましょう。子ども、高齢者、敏感肌の人、体拭きや顔まわりには、刺激の少ないタイプが使いやすくなります。

災害時の生活では、食べることや明かりだけでなく、清潔を保つことも大切です。ウェットティッシュは小さな備えですが、断水時や避難生活の不安を減らしてくれます。今日のうちに、防災リュックと家庭備蓄の両方に入っているか確認しておきましょう。

災害時にウェットティッシュで子どもの手を拭く様子