耐震ジェルマットの選び方と使い方|テレビ・電子レンジ・PC・家具の地震対策を解説
地震対策を考えるとき、家具の固定や非常食の備蓄に目が向きがちですが、実際の室内ではテレビ、電子レンジ、パソコン、モニター、棚の上の小物など、日常的に使っているものが揺れで動いたり落ちたりする危険があります。そこで手軽な対策として使われるのが、耐震ジェルマットや耐震ジェルシートです。
耐震ジェルマットは、家具や家電の下に敷いて、揺れによるズレや転倒を抑えるための防災グッズです。透明で目立ちにくいもの、薄いもの、厚みのあるもの、震度7対応をうたうもの、洗って再利用できるもの、防振ジェルパッドとして使えるものなど、さまざまな種類があります。Amazon、ホームセンター、家電量販店、セリアなどの100均でも見かけることがあり、比較的始めやすい地震対策です。
一方で、耐震ジェルは万能ではありません。テレビやモニター、PC周辺機器、小型家電、棚の上の小物などには使いやすい反面、背の高い家具、大型冷蔵庫、重い家具などでは、ジェルだけに頼ると不十分な場合があります。突っ張り棒、固定ベルト、L字金具、転倒防止ストッパーなどと組み合わせることが重要です。
この記事では、耐震ジェルマットの基本、使える場所、使わないほうがよい場所、テレビ・電子レンジ・PC・モニター・冷蔵庫・家具への使い方、100均やAmazonで選ぶときの注意点まで、わかりやすく解説します。
耐震ジェルマットとは?地震対策で使われる理由
耐震ジェルマットとは、家具や家電の下に敷き、粘着力と弾力によって揺れによる移動や転倒を抑えるためのマットです。耐震ジェル、耐震マット、耐震ジェルシート、転倒防止ジェルマット、防振ジェルパッドなど、商品によって呼び方は少しずつ違います。
耐震ジェルマットの基本的な仕組み
耐震ジェルマットは、柔らかいゲル状の素材でできています。家具や家電の底面と、棚板・床・デスク・テレビ台などの設置面の間に挟むことで、ぴったり密着し、横揺れによるズレを抑えます。
地震の揺れでは、物が横に滑ったり、前に倒れたり、棚から落ちたりします。耐震ジェルマットは、主にこの「滑り出し」を抑えるための補助グッズです。完全に固定するというより、動きにくくするものと考えるとわかりやすいでしょう。
粘着力と振動吸収で小物や家電のズレを抑える
耐震ジェルマットには、粘着力と振動を吸収する性質があります。テレビ脚、モニター台、電子レンジの脚、PC本体、外付けHDD、プリンター、小型スピーカー、花瓶、小物収納などの下に敷くことで、地震の揺れや日常の振動でズレにくくなります。
また、防振ジェルマットとして使える商品もあります。スピーカーやPC周辺機器、洗濯機まわりの小さな振動を和らげる目的で使われることもあります。ただし、防振目的と耐震目的では求められる性能が違うため、商品説明を確認して選ぶことが大切です。
耐震マット・耐震ジェル・防振ジェルの違い
耐震マットと耐震ジェルは、似た意味で使われることが多い言葉です。一般的には、透明または青みがかった柔らかいゲル素材のものを耐震ジェルマットと呼ぶことが多く、家具や家電の下に敷く四角いシート状の商品が中心です。
防振ジェルは、地震対策だけでなく、振動や音を抑える目的でも使われます。PC、スピーカー、プリンター、洗濯機まわりなどに使われることがあります。ただし、防振用のジェルが必ずしも転倒防止に強いとは限りません。地震対策として使う場合は、耐荷重や用途を確認しましょう。
家具固定グッズの中での位置づけ
家具の地震対策には、L字金具、固定ベルト、ワイヤー、突っ張り棒、転倒防止ストッパー、耐震マットなどがあります。その中で耐震ジェルマットは、穴を開けずに手軽に使える補助的な対策です。
小物や家電のズレ防止には便利ですが、背の高い家具や大型家電を完全に支えるものではありません。大型家具では、壁固定や突っ張り棒などと組み合わせて使うのが基本です。

耐震ジェルマットでできること・できないこと
耐震ジェルマットを正しく使うには、できることとできないことを知っておく必要があります。便利なグッズですが、すべての家具や家電に万能ではありません。
小型家電や小物の滑り止めに向いている
耐震ジェルマットが特に使いやすいのは、棚の上の小物、小型家電、デスク周りの機器です。たとえば、モニター、PC本体、外付けHDD、ルーター、プリンター、小型スピーカー、花瓶、置き時計、写真立て、卓上ライトなどです。
これらは地震の揺れで落下すると破損やけがの原因になります。耐震ジェルでズレにくくしておくことで、落下リスクを下げることができます。
テレビやモニターの転倒防止補助に使える
テレビやモニターの脚の下に耐震ジェルマットを敷くと、揺れによるズレを抑えやすくなります。特に薄型テレビは重心が高く、揺れで倒れやすい場合があります。テレビ台とテレビ脚の間にジェルを貼ることで、日常の小さな揺れや軽い地震への備えになります。
ただし、大型テレビではジェルだけで安心するのは避けましょう。テレビ転倒防止ベルト、ワイヤー、壁固定、テレビ台の固定と組み合わせるとより安心です。
電子レンジやPCまわりのズレ防止にも使える
電子レンジ、トースター、炊飯器、プリンター、パソコン本体なども、揺れで棚や台から滑ることがあります。特に電子レンジを高い位置に置いている場合、落下すると大きな危険になります。
耐震ジェルマットを脚の下に敷くことでズレ防止になりますが、電子レンジのように熱を持つ家電では耐熱性の確認が必要です。底面の熱が高くなる場所や排熱口をふさぐ貼り方は避けましょう。
大型家具や冷蔵庫はジェルだけに頼らない
背の高い棚、大型家具、冷蔵庫などは重量があり、揺れたときの力も大きくなります。耐震ジェルマットだけでは、転倒を十分に防げない場合があります。冷蔵庫には専用の固定ベルトやストッパー、家具にはL字金具や突っ張り棒を検討しましょう。
ジェルはあくまで滑り止めや補助対策として使い、倒れると危険な大型家具には複数の対策を組み合わせることが大切です。

耐震ジェルマットを使うメリット
耐震ジェルマットは、地震対策グッズの中でも手軽に始められるのが魅力です。賃貸住宅や、壁に穴を開けたくない場所でも使いやすい点があります。
穴を開けずに設置できる
L字金具や壁固定ベルトは、壁や家具に穴を開ける場合があります。一方、耐震ジェルマットは家具や家電の下に敷くだけで使えるものが多く、ネジや工具を使わずに設置できます。
賃貸住宅、オフィス、寮、一人暮らしの部屋など、壁に穴を開けにくい場所でも取り入れやすい対策です。
透明タイプなら目立ちにくい
耐震ジェルマットには透明タイプが多く、テレビ台やデスク、棚の上に使っても目立ちにくいのがメリットです。インテリアの見た目を大きく変えたくない場合にも使いやすいでしょう。
ただし、透明タイプでもホコリが付くと目立つことがあります。定期的に状態を確認し、汚れが気になる場合は洗えるタイプなら水洗いして乾かしましょう。
賃貸でも使いやすい
賃貸住宅では、壁固定が難しいことがあります。耐震ジェルマットは、穴を開けずに使えるため、賃貸でも導入しやすい地震対策です。テレビ、モニター、電子レンジ、小型家具、棚の上の小物など、まず身近なものから対策できます。
ただし、床や家具の塗装面に跡が残る可能性があるため、素材との相性を確認しましょう。高価な家具や塗装が弱い家具に貼る場合は、目立たない場所で試すのがおすすめです。
防振・防音対策として使える場合もある
防振ジェルマットとして使える商品は、振動や小さな音を抑える目的にも使えます。スピーカー、プリンター、PC周辺機器などの下に敷くと、机や棚に伝わる振動を和らげられる場合があります。
ただし、防振目的の商品が地震対策に十分とは限りません。地震対策として選ぶ場合は「耐震」「転倒防止」「耐荷重」などの表示を確認しましょう。

耐震ジェルマットのデメリットと注意点
耐震ジェルマットは便利ですが、設置面や使い方を間違えると効果が下がります。購入前に注意点を知っておきましょう。
設置面によっては粘着力が落ちる
耐震ジェルマットは、平らでなめらかな面に向いています。ザラザラした木材、布、凹凸のある床、ざらついた塗装面などでは、うまく密着しないことがあります。
設置面が不安定だと、揺れたときにジェルごとズレる可能性があります。貼る前に、設置する場所の素材を確認しましょう。
ホコリや油分があると効果が下がる
ホコリ、油分、水分があると、耐震ジェルマットの粘着力が落ちます。キッチン周りや電子レンジ周辺は油分が付着しやすいため、設置前にしっかり拭き取りましょう。
貼り付け面を乾いた布で拭き、必要に応じて薄めた中性洗剤で汚れを落としてから、完全に乾かして設置します。
床や家具に跡が残ることがある
長期間貼ったままにしていると、床や家具に跡が残る場合があります。特に塗装面、ワックスがけした床、柔らかい素材、直射日光が当たる場所では注意が必要です。
賃貸で使う場合や高価な家具に使う場合は、商品説明を確認し、目立たない場所で試してから使いましょう。
熱に弱いタイプは電子レンジまわりに注意
電子レンジや家電の近くに使う場合は、耐熱性を確認しましょう。熱に弱いジェルを高温になる場所に貼ると、変形したり、粘着力が落ちたり、跡が残ったりすることがあります。
電子レンジ本体の底面、排熱口、IH周辺、直射日光が当たる窓辺などは、温度が上がりやすいため注意が必要です。

耐震ジェルマットの選び方
耐震ジェルマットを選ぶときは、価格だけでなく、使う場所と対象物に合っているかを確認しましょう。
耐荷重で選ぶ
最も大切なのは耐荷重です。耐震ジェルマットには、何kgまで対応できるかが表示されていることがあります。テレビ、電子レンジ、PC、モニターなど、置くものの重さに合ったものを選びましょう。
重いものに小さすぎるジェルを使うと、十分な効果が出ない場合があります。逆に、小物に厚すぎるジェルを使うと不安定になることもあります。
厚みで選ぶ
耐震ジェルマットには、薄いタイプと厚みのあるタイプがあります。薄いタイプは目立ちにくく、小物やデスク周りに向いています。厚みのあるタイプは、振動吸収性や密着感が高い場合がありますが、設置物が少し浮いたように見えることがあります。
テレビ脚や電子レンジ脚の下に使う場合は、安定性を確認しながら選びましょう。
透明・黒・青など色で選ぶ
透明タイプは目立ちにくく、テレビ台やデスクの見た目を損ねにくいです。青や黒のタイプは、設置場所によっては見えやすいですが、汚れや位置が確認しやすい場合もあります。
見た目を重視するなら透明、実用性や確認しやすさを重視するなら色付きも選択肢になります。
耐熱性で選ぶ
電子レンジ、トースター、炊飯器などの近くで使う場合は、耐熱性を確認しましょう。耐熱ジェルマットと書かれていても、対応温度や使用できる場所は商品によって違います。
熱を持つ家電では、排熱を妨げないことも重要です。ジェルで通気口や脚の機能をふさがないようにしましょう。
洗って再利用できるか確認する
耐震ジェルマットには、水洗いして粘着力を回復できるタイプがあります。ホコリが付きやすい場所で使う場合や、貼り替える可能性がある場合は、洗えるタイプが便利です。
洗ったあとは、完全に乾かしてから再設置しましょう。濡れたまま貼ると、粘着力が落ちることがあります。

耐震ジェルマットの正しい使い方
耐震ジェルマットは、貼るだけの簡単なグッズですが、使い方を間違えると効果が落ちます。基本の手順を押さえておきましょう。
設置面のホコリや油分を拭き取る
まず、家具や家電の底面と、置く場所の表面をきれいにします。ホコリ、油分、水分が残っていると密着しにくくなります。特にキッチン周りでは油汚れに注意しましょう。
家具や家電の四隅に貼る
基本は、対象物の四隅にバランスよく貼ることです。テレビ脚の形状や電子レンジの脚の位置に合わせて、荷重が均等にかかるように配置します。中央に1枚だけ貼るより、複数枚を分散して貼るほうが安定しやすくなります。
重心が偏らないように配置する
重いものや背の高いものは、重心が偏ると倒れやすくなります。ジェルの位置も、重心を支えるように考えましょう。左右どちらかにだけ貼る、前側だけに貼るといった使い方は避けます。
貼ったあとにしっかり押さえる
ジェルを貼ったら、対象物をゆっくり置き、上からしっかり押さえて密着させます。設置直後はズレがないか確認し、数日後にも浮きやズレがないか見ておきましょう。
定期的にズレや劣化を確認する
耐震ジェルマットは、時間がたつと粘着力が落ちることがあります。ホコリが付いていないか、ジェルが変形していないか、対象物がズレていないかを定期的に確認しましょう。

テレビに耐震ジェルマットを使う方法
テレビは地震時に倒れやすい家電の一つです。薄型テレビは画面が大きく、脚が細いものも多いため、転倒すると破損やけがにつながります。
テレビ台とテレビ脚の間に貼る
テレビに耐震ジェルマットを使う場合は、テレビ脚とテレビ台の間に貼ります。脚の形に合わせて、左右均等に配置しましょう。ジェルがはみ出しすぎると見た目が悪くなるだけでなく、ホコリが付きやすくなります。
大型テレビはベルトやワイヤーと併用する
大型テレビでは、耐震ジェルだけでは不十分な場合があります。テレビ転倒防止ベルト、ワイヤー、壁固定金具などと併用しましょう。テレビ台自体が動くこともあるため、テレビ台の固定も考えると安心です。
テレビ転倒防止ジェルだけで安心しすぎない
「震度7対応」と書かれている商品でも、設置条件やテレビの重さ、テレビ台の材質によって効果は変わります。商品表示だけで安心せず、自宅のテレビに合っているかを確認しましょう。

PC・モニターに耐震ジェルマットを使う方法
パソコンやモニター周辺は、地震時に落下しやすいものが集まりやすい場所です。デスクの上にモニター、スピーカー、外付けHDD、ルーターなどがある場合は、耐震ジェルでズレ防止をしておくと安心です。
デスク上のモニターのズレ防止に使う
モニターの台座の下に耐震ジェルマットを貼ると、横揺れでズレにくくなります。デスクの表面がなめらかで、ホコリや油分がない状態で設置しましょう。
PC本体や外付けHDDの滑り止めに使う
デスク上や棚の上に置いたPC本体、外付けHDD、ルーターなどにも使えます。外付けHDDは落下するとデータ損失につながることがあるため、早めに対策しておきたいものです。
熱がこもる場所には貼り方に注意する
PC本体や周辺機器は熱を持つことがあります。通気口をふさがないようにし、排熱の妨げにならない位置に貼りましょう。機器の底面全体を覆うような貼り方は避けます。

電子レンジに耐震ジェルマットを使う方法
電子レンジは重量があり、落下すると非常に危険です。レンジ台やキッチンラックの上に置いている場合は、地震対策をしておきましょう。
電子レンジの脚まわりに設置する
電子レンジに使う場合は、脚の下や底面の安定する位置に耐震ジェルを設置します。レンジが水平に置けるか、ぐらつきがないかを確認しましょう。
耐熱タイプか確認する
電子レンジは熱を持つ家電です。耐震ジェルマットを使う場合は、耐熱性のあるタイプか確認しましょう。排熱口の近くや高温になる場所には貼らないようにします。
レンジ台ごと固定する考え方
電子レンジだけを固定しても、レンジ台やラックが倒れてしまうと意味がありません。レンジ台自体の転倒防止も必要です。背の高いレンジラックには、突っ張り棒や固定ベルトを併用しましょう。

冷蔵庫に耐震ジェルマットは使える?
冷蔵庫は重量があるため、耐震ジェルマットだけで固定するのは難しい場合があります。冷蔵庫の地震対策では、専用品を使うことが大切です。
冷蔵庫は重量があるため専用品を確認する
冷蔵庫に使う場合は、必ず冷蔵庫対応の商品か確認しましょう。一般的な小物用の耐震ジェルでは、冷蔵庫の重量に対応できないことがあります。
ジェルよりもベルト・ストッパーが向く場合がある
冷蔵庫には、壁固定ベルト、冷蔵庫用ストッパー、転倒防止ベルトなどが向いている場合があります。大型家電は倒れたときの危険が大きいため、ジェルだけで済ませず、専用の対策を検討しましょう。
床材との相性に注意する
冷蔵庫の下に何かを敷く場合、床材との相性も重要です。床に跡が残る、クッションフロアがへこむ、冷蔵庫が水平に置けなくなるなどの可能性があります。説明書やメーカーの注意事項も確認しましょう。

家具に耐震ジェルマットを使う場合
家具に耐震ジェルマットを使う場合は、家具の高さや重さを考える必要があります。小型家具には使いやすい一方、背の高い家具では補助対策として考えるべきです。
小型家具や棚のズレ防止に使う
低い棚、小型ラック、卓上収納、スピーカースタンドなどには、耐震ジェルマットが使いやすいです。床や棚板との密着を高めることで、横揺れによる移動を抑えられます。
背の高い家具はジェルだけでは不十分
背の高い本棚、食器棚、タンス、収納棚などは、耐震ジェルだけで転倒を防ぐのは難しい場合があります。家具の上部を壁や天井に固定する対策が必要です。
突っ張り棒・L字金具・固定ベルトと併用する
大型家具には、突っ張り棒、L字金具、固定ベルト、ワイヤーなどを組み合わせましょう。耐震ジェルは足元の滑り止めとして補助的に使うと考えるとよいでしょう。

突っ張り棒と耐震ジェルマットは併用できる?
突っ張り棒と耐震ジェルマットを併用することで、家具の上下から安定させる考え方があります。ただし、使い方には注意が必要です。
突っ張り棒の接地面にジェルを使う考え方
突っ張り棒の接地面に滑り止めジェルを使う商品や、ジェル付きの突っ張り棒もあります。天井や家具との接地面が滑りにくくなり、固定力を補助できる場合があります。
天井や家具の材質によっては注意が必要
天井や家具の表面が弱い場合、ジェルや突っ張り棒の圧力で跡が残ることがあります。賃貸住宅では、原状回復のことも考えて商品を選びましょう。
大型家具では複数の対策を組み合わせる
大型家具では、突っ張り棒だけ、ジェルだけではなく、複数の対策を組み合わせるのが基本です。家具の高さ、重さ、壁や天井の強度を確認して選びましょう。

100均・セリアの耐震ジェルは使える?
セリアなどの100均でも、耐震ジェルや耐震マット、滑り止めジェルシートが販売されていることがあります。手軽に始められるのが魅力ですが、用途を見極める必要があります。
セリアなど100均で買える耐震ジェルの特徴
100均の耐震ジェルは、小物や軽い家電の滑り止めに使いやすい商品が多いです。透明タイプや小さめのシートもあり、棚の上の小物対策として取り入れやすいでしょう。
小物・軽い家電には使いやすい
置き時計、写真立て、軽いスピーカー、リモコンスタンド、小型ルーターなどには使いやすい場合があります。まず試してみたい場合には便利です。
大型テレビや重い家具には専用品を検討する
大型テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、重い家具などには、100均の耐震ジェルだけでは不安が残ります。耐荷重や対応用途が明記された専用品を選ぶほうが安心です。

Amazonで耐震ジェルマットを選ぶときの注意点
Amazonや楽天などの通販では、耐震ジェルマットの種類が非常に多くあります。iHouse all、アイリスオーヤマ、サンワダイレクトなど、さまざまな商品が見つかりますが、選び方には注意が必要です。
レビューだけで選ばない
レビューは参考になりますが、自宅の家具や家電に合うかどうかは別問題です。設置面、重量、サイズ、用途、耐熱性を確認して選びましょう。
耐荷重・サイズ・厚みを確認する
耐震ジェルマットは、サイズや厚みによって使いやすさが変わります。テレビ脚が大きい場合、小さすぎるジェルでは安定しません。重い家電には、耐荷重に余裕のあるものを選びましょう。
震度7対応などの表記を見るときの注意
「震度7対応」と書かれていても、すべての条件で転倒を防げるという意味ではありません。設置面、対象物の形状、重さ、貼り方によって効果は変わります。表示だけでなく、使い方を守ることが重要です。

耐震ジェルマットの貼り替え・洗い方・再利用
耐震ジェルマットは、長く使ううちにホコリが付いたり、粘着力が弱くなったりすることがあります。定期的に状態を確認しましょう。
粘着力が落ちたときの確認方法
対象物が少しずつズレる、ジェルにホコリが付いている、端が浮いている、変色している場合は、粘着力が落ちている可能性があります。
水洗いできるタイプの洗い方
水洗いできるタイプは、軽く水で洗ってホコリを落とし、自然乾燥させてから再設置します。洗剤を使うと素材を傷める場合があるため、説明書を確認しましょう。
劣化したジェルは早めに交換する
変形、ひび割れ、ベタつき、粘着力の低下がある場合は、早めに交換しましょう。地震対策グッズは、設置して終わりではなく、定期的な点検が大切です。

耐震ジェルマットを使ってはいけない場所
耐震ジェルマットは、場所によっては使わないほうがよい場合があります。
高温になる場所
直射日光が当たる場所、電子レンジやトースターの熱が伝わる場所、IHやガスコンロの近くなどは注意が必要です。熱でジェルが変形したり、粘着力が落ちたりすることがあります。
凹凸のある面
ザラザラした木材、凹凸のある床、布地、カーペット、粗い塗装面では密着しにくいです。平らでなめらかな面に使いましょう。
塗装が弱い家具や床
塗装が弱い家具や床に貼ると、剥がすときに塗装が傷むことがあります。賃貸の床や高価な家具に使う場合は、目立たない場所で試しましょう。
水や油がかかりやすい場所
キッチン周りなど、水や油がかかりやすい場所では粘着力が落ちやすくなります。使う場合は、こまめに汚れを拭き取りましょう。

耐震ジェルマットと他の地震対策グッズの違い
耐震ジェルマットは便利ですが、他の地震対策グッズとの違いを知ることで、より適切に選べます。
耐震ジェルマット
小物や家電の滑り止めに向いています。穴を開けずに使え、透明タイプなら目立ちにくいのが特徴です。
耐震ストッパー
家具の前側に差し込み、家具を壁側へ少し傾けて倒れにくくするグッズです。背の高い家具の足元対策として使われます。
L字金具
家具と壁を金具で固定する方法です。強度を確保しやすい一方、壁や家具に穴を開ける必要があります。
固定ベルト・ワイヤー
テレビ、冷蔵庫、家具などを壁や台に固定するグッズです。大型家電や家具には、ジェルよりも向いている場合があります。
突っ張り棒
家具と天井の間に設置して転倒を防ぐグッズです。賃貸でも使いやすいですが、天井の強度や設置位置に注意が必要です。

場所別・用途別のおすすめ対策
耐震ジェルマットは、場所ごとに使い方を変えると効果的です。
テレビまわり
テレビ脚に耐震ジェルを貼り、大型テレビは固定ベルトやワイヤーも併用します。テレビ台自体の固定も忘れないようにしましょう。
電子レンジまわり
耐熱性のあるジェルを選び、レンジ台ごと固定することも考えます。高い場所に置く電子レンジは特に注意が必要です。
PC・モニターまわり
モニター台、PC本体、外付けHDD、ルーターなどに使えます。通気口をふさがないように貼りましょう。
棚・小型家具
小型棚や低い家具には、足元の滑り止めとして使いやすいです。背の高い家具には、突っ張り棒や固定ベルトを併用します。
冷蔵庫
冷蔵庫は専用品を確認し、ジェルだけに頼らないようにします。壁固定ベルトや冷蔵庫用ストッパーを検討しましょう。

耐震ジェルマットに関するよくある質問
耐震ジェルマットは本当に効果がありますか?
小物や家電の滑り止め、ズレ防止には役立ちます。ただし、設置面や対象物によって効果は変わります。大型家具には他の固定方法との併用が必要です。
震度7対応なら安心ですか?
震度7対応の表記があっても、すべての状況で転倒を防げるわけではありません。正しく設置し、対象物の重さや形状に合った商品を選びましょう。
テレビには何枚貼ればいいですか?
テレビ脚の形状によりますが、左右の脚や四隅にバランスよく貼るのが基本です。大型テレビは固定ベルトやワイヤーも併用しましょう。
電子レンジに使っても大丈夫ですか?
耐熱性のある商品を選び、排熱口や高温になる場所を避けて設置すれば使える場合があります。商品説明と電子レンジの取扱説明書を確認しましょう。
冷蔵庫にも使えますか?
冷蔵庫は重量があるため、一般的な耐震ジェルでは不十分な場合があります。冷蔵庫対応の専用品や固定ベルトを検討しましょう。
セリアや100均の耐震ジェルでも大丈夫ですか?
小物や軽い家電には使いやすい場合があります。ただし、大型テレビや重い家具には、耐荷重が明記された専用品を選ぶほうが安心です。
床に貼ると跡が残りますか?
床材や塗装によっては跡が残ることがあります。賃貸や高価な家具に使う場合は、目立たない場所で試してから使いましょう。
粘着力が落ちたらどうすればいいですか?
水洗いできるタイプなら、ホコリを洗い流して乾かすことで粘着力が戻る場合があります。劣化している場合は交換しましょう。

まとめ|耐震ジェルマットは小物・家電の地震対策に便利。重い家具は併用が基本
耐震ジェルマットは、テレビ、モニター、PC、電子レンジ、小型家電、棚の上の小物などのズレ防止に使いやすい地震対策グッズです。穴を開けずに設置でき、透明タイプなら目立ちにくいため、賃貸住宅やデスク周りにも取り入れやすいのが魅力です。
ただし、耐震ジェルは万能ではありません。大型テレビ、冷蔵庫、背の高い家具、重い収納棚などは、ジェルだけでなく、固定ベルト、L字金具、突っ張り棒、転倒防止ストッパーなどを併用することが大切です。
選ぶときは、耐荷重、厚み、サイズ、耐熱性、設置面との相性、洗って再利用できるかを確認しましょう。セリアなどの100均商品は小物には便利ですが、重い家電や大型家具には専用品を検討するほうが安心です。
地震対策は、完璧を目指して後回しにするよりも、できるところから始めることが大切です。まずはテレビ、モニター、電子レンジ、PC周辺機器など、倒れたり落ちたりすると困る身近なものから、耐震ジェルマットで対策してみましょう。
